7,280円の多機能防災ラジオです。バッテリーは5,800mAhで、同じ売り場の多くが2,000mAh前後なのに対して3倍近い容量。
AM 522〜1620kHzとFM 76〜108MHzに対応し、ワイドFMも受信できます。充電はUSB、手回し、ソーラー、単4乾電池の4通り。
IPX3の生活防水、SOSアラーム、LEDライト、スマホへの給電も可能です。レビューは4,191件・平均4.64。使ったうえでの報告が具体的で、読み応えがありました。
停電の夜に、情報を取る手段がひとつしかないことに気づきました
去年の台風で、うちの地域が数時間停電しました。スマホは使えましたが、残りの充電を気にして動画もニュースも見られず、結局ずっと画面を暗くして待っていました。あのときに欲しかったのは、電気を使わずに状況が分かる手段でした。
防災ラジオは2,420円から9,900円くらいまであります。どれも「多機能」「1台5役」と書かれていて、機能の名前だけでは差が見えません。並べて数字を比べられたのは、バッテリー容量と充電方法の数でした。
容量は2,000mAhのものが多く、そのなかで5,800mAhという表記の商品がありました。値段は7,280円で安いほうではありませんが、レビューが4,191件あります。何に使われているのかを読んでみました。
結論:ラジオの音を聞くためではなく、電気を切らさないために買うもの

多機能防災ラジオ 5800mAh(防災士監修・ワイドFM対応)
7,280円レビューにこんな報告がありました。「長時間駆動:満充電で約50時間使用できることを確認でき、停電時や長期の避難生活でも頼りになりそうです」。
5,800mAhという容量が、実際の連続使用時間として確かめられているのは心強い情報です。スマホへの給電もできるので、非常時には手元のバッテリーの控えとして働きます。
受信については、条件次第という書き方が並びました。「FMの電波が弱い地域ですが、アンテナを伸ばすと感度よく受信できました」という報告と、「ラジオは自動選局の機能を使っても、綺麗に聞こえるところをみつけるのがなかなか難しかったのですが、合うところさえみつけられれば、とても綺麗に聞こえました」という報告。買った日に一度、家の中で局を合わせておく作業が要りそうです。
手入れが必要な機械だという点も押さえておきたいです。「三ヶ月に一度はフル充電にするなど長く使うポイントもあり、いざという時のために時々確認しなければならないなと思いました」。
リチウムイオン電池を積んでいるので、しまい込んだままでは使えません。同じ方が「乾電池を使用の際は、リチウム電池を取り外して下さいとありましたが、リチウム電池の設置箇所はネジで留められているのでドライバーも防災グッズに入れねばと思いました」とも書いていました。
操作のしやすさは、渡す相手によります。「機能がたくさんついているからボタンが多くなるのでしょうけど、父にはもう少しシンプルな方がよかったなぁ」。高齢の家族に持たせるなら、ボタンの数は少ないほうが向く場面があります。
- 向いている人
- 停電のときにスマホの充電を残したい人
- AMとFMの両方を受信したい人
- 家族に1台ずつ置いておきたい人
- 普段からラジオを聞く人(日常使いで動作確認ができます)
- 単4乾電池での運転も残しておきたい人
- 向かない人
- ボタンの少ない機械がいい人(機能が多く操作部も多いです)
- 買ってしまい込みたい人(3か月に1度の充電が案内されています)
- 水没する可能性がある場所で使う人(IPX3の防雨形です)
- 音質を最優先する人(受信環境に左右されます)
- 3,000円以内で用意したい人
スペック
| バッテリー | 5,800mAh リチウムイオン電池 |
|---|---|
| 受信バンド | AM 522〜1620/FM 76〜108(ワイドFM対応) |
| 充電方法 | USB充電/手回し充電/ソーラー充電/単4乾電池(別売) |
| 表示 | デジタル表示・自動選局(ボタン長押し) |
| ライト | LEDライト(読書灯としても使用可) |
| 防水 | IPX3相当(JIS規格の生活防水・防雨形) |
| そのほかの機能 | SOSアラーム(サイレン+ライト)/イヤホンジャック/スマホへの給電 |
| 付属 | 防災士監修の防災ガイドブック/日本語説明書/保証書 |
| 保証 | 1年 |
| 参考価格 | 7,280円 |
バッテリー容量・受信バンド・防水性能・機能は、2026年9月16日時点の楽天市場の商品ページの記載によります。本体サイズと重量の具体的な数値は、この商品ページには記載が見つかりませんでした(レビューでは軽いという声が複数あります)。IPX3は垂直から左右60度の範囲の水滴を防ぐ等級で、完全防水ではありません。スマホへの給電は機種によって対応しない場合があると記載されています。

この防災ラジオの特徴
■ 5,800mAh。同じ売り場では3倍近い容量
商品ページには、他社は2,000mAhが多いなかで約3倍の5,800mAhを搭載していると書かれています。レビューには満充電で約50時間の使用を確認したという報告がありました。
スマホへの給電もできるので、非常時のバッテリーの控えとしても数えられます。ここが7,280円という値段の根拠だと思います。
■ 充電の道が4つある
USB、手回し、ソーラー、単4乾電池の4通り。長い停電ではUSBが使えないので、太陽と手回しが残るのが要点です。
レビューには「窓の近くに置いたら充電してくれましたし、手回し充電も子どもが楽しく回してます」という声がありました。乾電池でも動くので、電池の備蓄と組み合わせられます。
■ AMとワイドFMの両方に対応
AM 522〜1620とFM 76〜108に対応し、ワイドFM(FM補完放送)も受信できます。AM局の番組をFMの周波数で聞ける仕組みで、災害時のために割り当てられたものです。アンテナを伸ばすと感度が上がるという報告が複数あり、置き場所と向きで受信は変わります。
■ IPX3の生活防水。完全防水ではない
IPX3相当の防水で、JIS規格では防雨形にあたります。垂直から左右60度の範囲の水滴や降雨を防ぐ等級です。
商品ページにも水没させないよう注記があります。雨の中を持ち歩くのは想定に入っていますが、水に落としたら別の話になります。
■ 3か月に1度の充電が前提
リチウムイオン電池を積んでいるので、置きっぱなしでは容量が落ちます。レビューには3か月に1度フル充電するよう案内されていたという報告がありました。
普段からラジオとして使っておけば、動作確認と充電が同時に済みます。しまい込まずに棚に出しておくほうが、防災用品としては働きます。
■ 乾電池を使うときはドライバーが必要
乾電池で動かすときはリチウムイオン電池を取り外す案内があり、その設置箇所がねじ留めだという報告がありました。つまり、非常時に乾電池へ切り替える想定なら、ドライバーも一緒に防災バッグへ入れておくことになります。この点は買ってから気づきやすいので、先に準備してしまうのが安心です。
レビューの傾向
評価されている点
- 満充電で約50時間という長時間の駆動を確認したという報告
- アンテナを伸ばすと受信感度が上がるという声
- ソーラーと手回しがどちらも機能したという報告
- 思ったより軽く、作りがしっかりしているという評価
- 色やデザインが普段使いにも合うという声
不満として挙がる点
- ボタンが多く、高齢の家族には操作が複雑という指摘
- 自動選局で聞きやすい局を見つけるのが難しかったという報告
- 乾電池に切り替えるにはねじを外す必要があるという指摘
- 3か月ごとの充電など手入れが要るという声
- 単4乾電池が入れにくいという以前のレビューに触れた書き込み
楽天市場の商品ページに掲載されているレビュー(2026年9月16日時点・4,191件/平均4.64)のうち、レビューページの先頭2ページ(約45件)を読んでまとめた傾向です。星ごとの内訳は取得していません。
容量で選ぶか、値段で選ぶか

備えるラジオ sona.l radio(4000mAh)
3,900円で3,380円安く、バッテリーは4,000mAh(18650を2本)。最大30時間の連続稼働、重量約380g、サイズは横160×高さ81×奥行63mm、LED懐中電灯は最大135LM、IPX3。
モバイルバッテリー出力は理論値で約1,100mAhと書かれています。ただし仕様欄に書かれた受信バンドはFM 76〜108MHzで、AMの記載は見つかりませんでした。
AMを聞く前提なら確認が必要です。レビューは3,122件・平均4.49。

FIELDOOR 防災ラジオ(1台5役・AM/FM)
2,420円でいちばん安い1台。AM/FMラジオ、懐中電灯、読書灯、モバイルバッテリー、SOSアラームの5役で、USB・手回し・ソーラー・単4乾電池3本の4通りに対応、IPX3。
容量は商品ページのキーワードに2,000mAhという数字が出ています。家族の人数ぶん置いておきたい、車に1台入れておきたいという使い方なら、この価格帯で数をそろえる考え方もあります。レビューは581件・平均4.44。
よくある質問
どれくらい連続で使えますか。
レビューには満充電で約50時間の使用を確認したという報告があります。使い方や音量によって変わります。
AMも聞けますか。
AM 522〜1620とFM 76〜108に対応し、ワイドFMも受信できると記載されています。
スマホを充電できますか。
モバイルバッテリーとして給電できると記載されています。対応できない機種もあるという注記があります。
雨に濡れても大丈夫ですか。
IPX3相当の生活防水で、垂直から左右60度の範囲の水滴や降雨を防ぐ等級です。水没はできません。
しまっておくときの注意はありますか。
レビューでは3か月に1度フル充電するよう案内されていたという報告がありました。乾電池に切り替える際はリチウム電池を外す必要があり、ねじ留めのためドライバーが必要です。
まとめ
7,280円、5,800mAhの多機能防災ラジオです。同じ売り場の多くが2,000mAh前後なので、容量では頭ひとつ抜けています。レビューには満充電で約50時間使えたという確認の報告があり、スマホへの給電もできます。
気をつけたいのは、置いておけば済む道具ではないことです。3か月に1度の充電が案内されていて、乾電池に切り替えるにはドライバーが必要。普段からラジオとして使っておくのがいちばん確実な備えになりそうです。
高齢の家族に渡すなら、ボタンの数が気になるという指摘がありました。人数ぶんそろえたいなら2,420円の小型機、AMを聞かないと決めているなら3,900円で4,000mAhという選択肢もあります。どこまでを1台に任せるかで、選ぶものが変わります。