容量512Wh、定格出力500W、重さ約5.7kg。楽天の商品ページのレビューは1,369件・平均4.69です。リン酸鉄電池で、保証は製品登録で合計5年。電気毛布なら一晩、スマホなら20回以上という計算になりますが、ドライヤーや電子レンジは定格500Wを超えるので使えません。
毎年この時期に考える、停電したらどうする問題
さて、ここからは今日の本題です。
9月は台風の季節で、防災の日もあって、備蓄を見直すタイミングなんですよね。水とトイレと食料はなんとか揃えたけれど、電気だけはずっと後回しにしていました。子どもが2人いると、夜に停電したときの明かりと、スマホの充電が気になります。
そろそろポータブル電源、買っておこうかな。
と思って調べ始めたら、容量は200Whくらいから2,000Wh超えまであって、値段も3万円から28万円まで。WhとWの違いもあいまいなまま、どれが「うちにちょうどいい」のか見当がつかなくなってしまって。
じゃあ、家族の停電対策なら何Whあればいいんだろう?
計算してみると、500Whクラスで電気毛布(50W)なら約8時間、スマホなら約27回ぶんになります。1,000Whクラスはその約2倍使えますが、そのぶん重さも増えるんですよね。
ということで本日の記事では、
停電の一晩を乗り切る!
Jackery ポータブル電源 500 Newのレビュー
というテーマで、500Whクラスで何ができて何ができないのかをご紹介したいと思います!
結論:照明・通信・電気毛布の一晩ぶんに絞るなら、ちょうどいい容量です

Jackery ポータブル電源 500 New(JE-500A/512Wh・定格500W)
59,800円512Whというのは、500Wの機器なら約1時間、50Wなら約10時間動かせる量です。実際には変換のロスがあるので、使える量を8割の約410Whと置いて計算すると、電気毛布(50W)で約8時間、扇風機(30W)で約13時間、スマホの充電(1回約15Wh)なら約27回ぶんになります。停電した夜に明かりとスマホと寝具を回す、という使い方には足りる計算です。
逆に、定格出力が500Wなので、ドライヤー(1,200W前後)や電子レンジ、電気ケトルは動きません。ここ、けっこう大事だと思っていて。
「冷蔵庫の中身を守りたい」「停電中もお湯を沸かしたい」まで含めるなら、1,000Wh・1,500Wクラスが候補になります。そのかわり重さも大きく増えるので、うちの場合は「持って階段を上がれるか」を先に考えました。5.7kgは、2Lのペットボトル3本分くらいの重さです。
- 向いている人
- 停電の夜に、照明・スマホ・電気毛布を回したい家庭(512Wh・定格500W)
- 2階の寝室と1階のリビングを行き来させたい人(約5.7kg)
- 長く置いておく防災用として、電池の寿命と保証を重視したい人(リン酸鉄・製品登録で合計5年保証)
- 車中泊やキャンプでポータブル冷蔵庫を動かしたい人(シガーソケット出力あり)
- 向かない人
- 停電中に電子レンジ・ドライヤー・電気ケトルを使いたい人(定格500Wを超えます)
- 家庭用の冷蔵庫を長時間動かしたい人(起動時の電力が大きく、容量も足りない場面があります)
- パソコンやルーターを瞬断なしで守りたい人(楽天の商品ページでは、0msで切り替わるUPSではないと注記されています)
- できるだけ軽く、スマホの充電だけできればいい人(250Whクラスなら3.6kg前後で半額程度です)
- ペースメーカーを使っている人(商品ページで使用しないよう書かれています)
スペック
| 型番 | JE-500A |
|---|---|
| 容量 | 512Wh |
| 定格出力 | 500W(純正弦波) |
| 重量 | 約5.7kg |
| 出力ポート | AC×2/USB-C×2/USB-A×1/シガーソケット×1 |
| 本体の充電方法 | ACコンセント(最大500W)/ソーラー(最大200W)/カーチャージャー |
| AC充電の時間 | 最速約1.3時間(楽天の商品ページ)/約70分(メーカー公式サイト) |
| 電池 | リン酸鉄リチウムイオン |
| 充放電サイクル | 6,000回後に容量70%を維持(メーカー公式サイト) |
| 周波数 | 50Hz/60Hz 自動識別(出荷時60Hz・手動切替可) |
| 給電できる温度 | -10〜40℃ |
| 保証 | 3年+製品登録で2年延長(合計5年) |
| 同梱品 | AC充電ケーブル(120cm) |
| 参考価格 | 59,800円 |
型番・容量・出力・重量・充電方法・保証・温度範囲は楽天市場の商品ページ、出力ポートの数と充放電サイクルはメーカー公式サイトの記載によります。使用時間は、使える容量を512Whの8割(約410Wh)と仮定し、機器の消費電力を一定とした計算で、実際の時間は機器や温度によって変わります。価格は2026年9月11日時点の楽天市場の商品ページによります。
この電源の特徴
■ 512Whで、電気毛布なら約8時間
使える量を8割の約410Whと置くと、50Wの電気毛布で約8時間、30Wの扇風機で約13時間、10WのLEDライトなら約40時間の計算です。スマホは1回の充電を約15Whとして約27回ぶん。家族4人のスマホを毎日1回ずつ充電しても、6日ほどもつ量なんですよね。停電した夜をひと晩しのぐ、という目的なら容量で困る場面は少ないと思います。
■ 定格500W。熱を出す家電はほぼ動かない
ドライヤー、電子レンジ、電気ケトル、ホットプレートは、どれも消費電力が1,000Wを超えるものが多く、定格500Wでは動きません。家庭用の冷蔵庫は消費電力こそ小さいものの、商品ページには起動時に公称の3〜7倍の電力がかかる機器があると書かれていて、動くかどうかは機種次第です。停電中に調理までしたいなら、1,500Wクラスを選ぶことになります。
■ 約5.7kg。持ち運べるけど、軽くはない
500Whクラスでは軽い部類で、A4サイズより小さい薄型です。2Lのペットボトル3本くらいの重さなので、片手で持って階段を上がれる重さだと思います。ただレビューには「女性だと両手で持つ」という声もあって、240 Newの約3.6kgと比べると、差は2kgほどあります。寝室とリビングを毎晩行き来させるかどうかで、感じ方が変わりそうです。
■ リン酸鉄電池で、保証は合計5年
防災用は「使わないまま何年も置いておく」ものなので、電池の寿命と保証は大事なところです。メーカー公式サイトでは6,000回の充放電後も容量70%を維持するとされていて、保証は3年に製品登録で2年が加わります。使い終わった本体を回収するサービスもあるので、処分の手間を考えなくていいのは、やっぱり安心材料かもしれません。
■ 充電は1時間強。ソーラーは最大200W
ACコンセントからは最大500Wで充電し、楽天の商品ページでは最速約1.3時間、公式サイトでは約70分とされています。台風の予報が出てから満充電にしても間に合う速さです。ソーラーパネルからは最大200Wで、停電が長引いたときの補充手段になります。ただ、パネルは別売りで、天気にも左右されます。
レビューの傾向
評価されている点
- 500Whクラスにしては軽く、持ち運びやすいという声
- コンセントからの充電が1時間ほどで終わるという評価
- 車載冷蔵庫を半日ほど動かせたという報告
- 5年保証と回収サービスが決め手になったという声
- 薄型で、棚や車内に置きやすいという評価
不満として挙がる点
- 片手だとずっしり感じる、両手で持つ重さという声
- 充電完了までの残り時間が表示されないという指摘
- 説明書が初めての人には分かりにくいという声
- 車の振動で取っ手が鳴るという指摘
- 1,000Whクラスにすればよかったかと迷ったという声
楽天市場の商品ページに掲載されているレビュー(2026年9月11日時点・1,369件/平均4.69)のうち、レビューページの先頭2ページ(約60件)を読んでまとめた傾向です。星ごとの内訳は取得していません。
ほかの候補との違い

Jackery ポータブル電源 240 New(JE-240A/256Wh・定格300W)
32,800円で、容量256Wh・定格300W・約3.6kg。容量は500 Newのちょうど半分なので、電気毛布なら約4時間、スマホなら約13回ぶんの計算です。一人暮らしや、スマホと照明だけ守れればいい家庭ならこちらで足りると思います。2kgほど軽いのも大きな違いです。

EcoFlow ポータブル電源 RIVER 3(230Wh・AC出力300W)
30,900円で、容量230Wh・AC出力300W。商品名では1時間でフル充電、保証は2年とされています。容量と出力は240 Newと同じクラスで、500 Newと比べると半分以下です。価格を抑えて、まずは小さい容量から備えたい人の選択肢になります。

Anker Solix C1000 ポータブル電源(1056Wh・定格1500W)
119,900円で、容量1056Wh・定格1500W。500 Newの約2倍の容量と3倍の出力があるので、ドライヤーや電気ケトルも動かせる計算です。停電中も調理や冷蔵庫まで回したいなら、こちらのクラスが必要になります。価格は2倍、重さも大きく増えるので、置きっぱなしにする前提で考えるほうが現実的だと思います。
よくある質問
冷蔵庫は動きますか。
定格500Wに収まる機種もありますが、冷蔵庫は起動時に大きな電力がかかり、商品ページでも公称の3〜7倍で計算するよう書かれています。動くかどうかは冷蔵庫の機種によるので、家の冷蔵庫の定格消費電力と起動電力を確認してください。
電子レンジやドライヤーは使えますか。
使えません。どちらも消費電力が1,000Wを超えるものが多く、定格500Wを上回ります。過負荷になると保護機能で出力が止まります。
停電したとき、自動で切り替わりますか。
コンセントにつないだまま機器に給電するUPS機能がありますが、楽天の商品ページでは「0msで切り替わるUPSではない」と注記されています。瞬断で困るデスクトップパソコンやサーバーには向きません。
東日本(50Hz)でも使えますか。
50Hzと60Hzを自動で識別します。出荷時は60Hzで、AC出力ボタンの長押しで手動でも切り替えられます。
しまっておくときの充電はどうすればいいですか。
長く使わないと電池は少しずつ減るので、防災の日や季節の変わり目など、日にちを決めて残量を確認し、充電しておくのが安心です。給電できる温度は-10〜40℃なので、夏の車内のような高温の場所での保管は避けてください。
240 Newとどちらがいいですか。
電気毛布や扇風機を一晩使いたいなら500 New、スマホと照明が中心なら240 Newで足りる計算です。重さは約5.7kgと約3.6kg、価格は約2倍の差があります。
まとめ
Jackery 500 Newは、512Wh・定格500W・約5.7kgのポータブル電源です。使える容量を8割と置くと、電気毛布で約8時間、スマホで約27回ぶん。停電した夜に、明かりと通信と寝具を回すという目的なら、容量で困る場面は少ない計算です。
いちばん気をつけたいのは、熱を出す家電がほぼ動かないことだと思います。
ドライヤー、電子レンジ、電気ケトルまで使いたいなら1,000Wh・1,500Wクラス、スマホと照明だけなら250Whクラスで足ります。その間で、持ち運べる重さに収めたいという家庭に、ちょうど合う1台なのかもしれません。