12,980円の全自動コーヒーメーカーです。豆を入れてボタンを押すとミルが挽き、蒸らして落とすところまでやります。
紙フィルターは不要。本体は幅17.3×奥行22×高さ27cm、約2.2kgで、最大使用水量0.58L(4杯分)。
消費電力600Wなので、1回5分動かしても電気代は約1.6円です。楽天のレビューは382件・平均4.29。同じ機種を4年半、10年使ってから買い直したという報告が複数ありました。
コンビニのコーヒーが、いつのまにか値上がりしていました
在宅の日は、昼前にコンビニまで歩いてコーヒーを買うのが習慣になっていました。気分転換も兼ねているので無駄だとは思っていなかったのですが、レジで表示される金額が去年と違うことに、あるとき気づきました。
月20日として、1日1杯で2,400円。年間で28,800円です。書き出すと、これはもう習慣ではなくて固定費だと思いました。
家で淹れればいい、という話なのですが、うちには挽いた粉を入れるだけのコーヒーメーカーがありました。使わなくなった理由ははっきりしていて、粉が湿気てまずくなるからです。豆のまま買って、飲むときに挽くところまでやってくれる機械がほしい。
全自動でミル付き、という条件で調べると、1万円前後から4万円台まで並びます。いちばん下の価格帯にあるシロカのSC-A211を見ていきます。
結論:1日1杯の置き換えで7〜8か月、2杯なら4か月弱で回収できます

シロカ 全自動コーヒーメーカー SC-A211
12,980円まず費用の計算からします。コーヒー豆を100gで600円とすると、1杯10gで60円。
消費電力600Wで1回5分動かすと0.05kWhなので、1kWh31円として約1.6円。合わせて1杯あたり約62円です。
コンビニのコーヒーを120円とすると、差は1杯58円。12,980円を58円で割ると約224杯なので、1日1杯なら7〜8か月、1日2杯なら4か月弱で本体の代金に届く計算になります。
レビューにも「ざっと計算したところ、安めの豆で毎日飲んだとしても3か月ほどで元が取れそう」という書き込みがありました。
この機種の特徴は、紙フィルターが要らないことです。ステンレスのフィルターが内蔵されているので、買い足すものは豆だけ。
レビューでも「豆粉両対応、紙フィルター不要で欲しかった機能が全部揃い」という評価がありました。紙フィルターは1枚3〜5円程度なので金額としては小さいのですが、切らして困る消耗品が1つ減るのは実務的に楽です。
気になったのは後片付けです。レビューで最も繰り返されていたのがここでした。
「コーヒーかすを捨てる時にミルの手前部分にかなり水分が残っていて、捨てにくい」「意外と洗うパーツが多く後片付けが大変」。紙フィルターを使う機種なら、かすごと紙を捨てれば終わります。
ステンレスフィルターはそれができません。毎日使うなら、この作業が続けられるかどうかが分かれ目だと思います。
ある人は「排水口に不織布ネットを使ったら直接流せるようになったので問題なくなりました」と書いていました。
音については、評価が割れていました。「豆を挽く音は大きいのかもしれませんが、短時間なのでそれほど気になりません」「音も思っていたより静かで、早朝や夜でも気になりません」という声と、「モーター音や粉砕音なので大き目です」という声。豆を砕く以上は音が出るので、どのくらいの時間かで受け取り方が変わるようです。
ミルの段階は2つだけで、1が1〜2杯用、2が3〜4杯用。どちらも中細挽きで、挽き目そのものは変えられません。
豆の種類によって粗さを変えたい人には物足りないはずです。ここは価格なりの割り切りだと思います。
- 向いている人
- コンビニや外でコーヒーを買う習慣を、家に移したい人
- 挽いた粉が湿気てしまうのが嫌で、豆のまま買いたい人
- 紙フィルターを買い足したくない人
- 置き場所が狭い人(幅17.3×奥行22cm、約2.2kg)
- 1回に1〜4杯を淹れる人
- 向かない人
- 後片付けを最小限にしたい人(かすが湿ったまま残り、洗うパーツがあります)
- 豆によって挽き目を変えたい人(中細挽きのみ、2段階は杯数の切り替えです)
- 抽出温度を選びたい人(この価格帯にはその機能がありません)
- 5杯以上を一度に淹れたい人(最大使用水量0.58L)
- 早朝に音を立てたくない人(豆を挽く音について評価が分かれています)
スペック
| 本体サイズ | 約 幅17.3×奥行22×高さ27cm |
|---|---|
| 重量 | 約2.2kg(サーバーを含む) |
| 最大使用水量 | 0.58L |
| サーバー | ガラスサーバー |
| 抽出方式 | ドリップ方式(蒸らし機能あり) |
| ミル段階 | 1(1・2杯用)/2(3・4杯用)※いずれも中細挽き |
| 水タンク | 一体型 |
| 消費電力 | 600W |
| 電源 | AC100V/50・60Hz |
| コード長 | 約1.2m |
| セット内容 | 本体、計量スプーン、取扱説明書(保証書) |
| 1回あたりの電気代(5分・参考) | 約1.6円 |
| 参考価格 | 12,980円 |
サイズ・重量・最大使用水量・ミル段階・消費電力・コード長・セット内容は楽天市場の商品ページの記載によります。1回あたりの電気代は、定格600Wで5分運転したと仮定し、電力量料金を1kWhあたり31円として計算した参考値です。紙フィルター不要という点はレビューの記述および商品ページの説明によります。回収期間の試算は、コーヒー豆100gあたり600円・1杯10g・コンビニのコーヒー1杯120円としたこの記事での計算です。価格は2026年9月15日時点の楽天市場の商品ページによります。

このコーヒーメーカーの特徴
■ 豆から挽いて、蒸らして、落とすところまで自動
やっていることは、ミルで挽く・蒸らす・ドリップするの3つです。手挽きのミルを使っていた人からは「今まで手挽きでしたので、大違いです。
抽出も思ったより早く満足です」という声がありました。挽いた粉を買う方式と比べたときの利点は、豆のまま保存できることです。
粉は表面積が大きいぶん風味が飛びやすく、袋を開けてから数日で味が変わります。豆なら数週間もちます。
■ 紙フィルターが要らない。買い足すのは豆だけ
ステンレスのフィルターが内蔵されているので、紙を消費しません。「豆粉両対応、紙フィルター不要で欲しかった機能が全部揃い、お値段もリーズナブル」というレビューがありました。
紙を使う方式に比べると油分が通るので、味は少し違います。好みが分かれるところですが、少なくとも切らして困るものが1つ減ります。
■ 幅17.3cm。炊飯器より置き場所を取らない
本体は幅17.3×奥行22×高さ27cm、約2.2kg。全自動でミルが付いている機種としてはかなり小さいほうです。
レビューでも「コンパクトで場所を選ばずで、デザインもシンプルで気に入りました」という声が多く、置き場所を理由にこの機種を選んでいる人がいました。高さ27cmなので、吊戸棚の下に入るかどうかは事前に測っておいたほうがいいです。
■ 消費電力600W。1回5分で約1.6円
600Wで5分なら0.05kWh、1kWh31円として約1.6円です。1日2杯(2回運転)でも月に100円いきません。
ランニングコストは豆の値段でほぼ決まります。100g600円の豆を1杯10g使うと60円、100g1,200円の豆なら120円。この機械を入れたあと、支出をコントロールするつまみは豆のグレードになります。
■ 弱いところ:かすが湿ったまま残る
レビューでいちばん多かった不満です。「コーヒーのかすが上手く取り除けない」「ミルの手前部分にかなり水分が残っていて、捨てにくい」。
紙フィルターの機種なら紙ごと捨てて終わりですが、ステンレスフィルターはこすり落とすことになります。毎日やる作業なので、ここを許容できるかは先に考えたほうがいいです。回避策として、排水口の不織布ネットに流しているという書き込みがありました。
■ 同じ機種を長く使って買い直す人が多い
印象的だったのが、リピートの報告です。「同じ製品を10年使いました。
ついにこわれたのでいろいろ探しましたが結局同じ製品を購入しました」「前モデルでほぼ毎日1日3回以上の使用で4年半もちました」。1日3回を4年半なら、およそ4,900回です。
12,980円を4,900で割ると1回2.6円。壊れるまでの回数で割ると、このジャンルの見え方が変わります。
レビューの傾向
評価されている点
- コンパクトで置き場所を取らないという評価が非常に多い
- 同じ機種を4年半・10年使ってから買い直したというリピート報告
- 紙フィルターが要らない点への評価
- 手挽きミルからの買い替えで手間が減ったという声
- コンビニコーヒーの置き換えとして買っている人がいる
不満として挙がる点
- コーヒーかすがミルの手前に湿ったまま残り、捨てにくいという声(複数)
- 洗うパーツが多く後片付けが大変という指摘
- 豆を挽く音が大きめという声(気にならないという声もあり評価が分かれる)
- ミルの段階は杯数の切り替えで、挽き目そのものは変えられない
- 最大4杯までなので来客時には足りない
楽天市場の商品ページに掲載されているレビュー(2026年9月15日時点・382件/平均4.29)のうち、レビューページの先頭1ページ(約30件)を読んでまとめた傾向です。星ごとの内訳は取得していません。

これと一緒に考えたもの

ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D457
41,800円。臼式のミルで挽き目を細・中・粗の3段階から選べ、湯温を83℃と90℃で切り替えられます。
シャワードリップ方式、最大450ml(3カップ)、消費電力610W、重量約4.1kg。日本製で、公式店限定の5年保証が付きます。
SC-A211の3倍以上の価格ですが、豆によって挽き目と湯温を変えたい人にはこちらです。保温は20分。レビューは251件・平均4.54。

シロカ コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO CM-6C271
32,800円。コーン式のミルで、豆の挽きムラを抑える構造です。
挽き目は粗挽きから細挽きまで無段階、抽出温度は約94℃と約84℃から選べます。最大6杯、豆は200gまで本体に保存でき、タイマー付き。
給水タンクは着脱式です。SC-A211と同じメーカーの上位機種なので、まず安いほうで習慣が続くか試して、足りなくなったら移る、という順番もあります。レビューは167件・平均4.62。
よくある質問
紙フィルターは必要ですか。
不要です。ステンレスのフィルターが内蔵されています。そのぶん、使い終わったかすは自分で落とすことになります。
何杯まで淹れられますか。
最大使用水量は0.58Lで、4杯までです。ミルの段階も1が1〜2杯用、2が3〜4杯用という切り替えになっています。
挽き目は変えられますか。
変えられません。ミル段階の1と2は杯数に応じた切り替えで、どちらも中細挽きです。豆に合わせて粗さを変えたい場合は、挽き目を選べる上位機種を検討することになります。
電気代はどれくらいですか。
消費電力600Wなので、1回5分の運転で約1.6円(1kWh31円として計算)です。1日2杯でも月100円に届きません。費用の大半は豆の値段になります。
アイスコーヒーは作れますか。
商品ページにアイスコーヒー対応と記載があります。氷で急冷する前提なので、通常より濃く淹れることになります。
まとめ
12,980円の全自動コーヒーメーカーです。豆を入れてボタンを押すと、挽いて蒸らして落とすまでやります。
紙フィルター不要、幅17.3×奥行22×高さ27cmで約2.2kg、最大4杯。消費電力600Wで1回約1.6円。ミルの段階は杯数の切り替えで、挽き目は中細挽きの固定です。
計算すると、豆100g600円で1杯62円。コンビニの1杯120円と置き換えるなら、1日1杯で7〜8か月、2杯で4か月弱で本体代に届きます。
レビューには10年、4年半という使用年数の報告があったので、そのあとはずっと差額のぶんが浮くことになります。
唯一、続けられるかどうかが分かれるのは後片付けです。ステンレスフィルターなので、湿ったかすを自分で落とします。
紙ごと捨てられる機種と比べると、毎日の1分が増えます。1分を受け入れられるなら、この価格帯ではかなり長く使える機械だと思います。