4,840円、約幅33.5×奥行16.5×高さ28cmの密閉ダストボックスです。ふたにシリコンパッキンが付いていて、ワンタッチのプッシュ式。重さ約1.1kg、日本製。同じシリーズに25L(高さ62.3cm)もあります。抗菌仕様タイプは本体・ふた・スイッチに抗ウィルス・抗菌剤を配合。楽天のレビューは256件・平均4.58です。
生ゴミを、ゴミの日まで家のどこに置くかという問題
生ゴミの臭いを断つ方法は、結局のところ2つしかないと思っています。乾かして腐らなくするか、密閉して臭いを閉じ込めるか。乾燥させる機械は4万円台からで、うちにはまだ手が届きませんでした。
そこで密閉できるゴミ箱を探し始めたのですが、ここでも迷いました。「防臭」と書かれた商品はたくさんあるのに、何をもって防臭なのかが商品によってバラバラです。パッキンが付いているもの、ふたが二重のもの、消臭剤を入れる場所があるもの。
そのなかでレビューの内容が具体的だったのが、シリコンパッキン付きのこのシリーズでした。「にんにくチューブの中身を入れても匂いが漏れません」という書き込みを読んで、そこまで書くならと思って調べてみることにしました。
9.5Lという容量と、幅33.5×奥行16.5cmという寸法をどう見るかの話です。
結論:容量ではなく、置き場所の奥行16.5cmで選ぶもの


ライクイット シールズ 9.5L 密閉ダストボックス
4,840円9.5Lという数字だけ見ると、ゴミ箱としてはかなり小さい部類です。45Lのゴミ箱が2,990円で買える市場で、その5分の1の容量に4,840円。容量あたりの価格で考えると、まず選ばれない商品だと思います。
見るべきは寸法のほうでした。約幅33.5×奥行16.5×高さ28cm。奥行が16.5cmしかありません。商品ページには、9.5Lサイズは生ごみ用のダストボックスとしてシンク上に置けば、その場でサッと捨てられて便利、と書かれています。ゴミを溜めてから下のゴミ箱に移す手間が省ける、という考え方です。
つまりこれは、家のメインのゴミ箱ではなく、生ゴミだけを受ける専用の箱ということになります。三角コーナーの置き換えに近いと思います。シンクの横やカウンターの上に置いて、調理中に出た生ゴミをそのまま入れて、ふたを閉める。この使い方なら、9.5Lでも多すぎるくらいです。
レビューを読むと、実際の用途は広く分かれていました。生ゴミ、猫のトイレ、ビンや缶、オムツ、マスク。共通しているのは、臭いが出るものを少量ずつ入れる用途です。「本当に臭いが洩れないので嬉しいです」「にんにくチューブの中身を入れても匂いが漏れません」という書き込みがありました。
一方で気になる指摘もありました。「パッキンがある部分は密閉されると思いますが、上段は被せるだけの仕様なので、そこから匂いがもれないかは少し心配です。完全な密閉ではなさそうです」という声です。構造を見て書かれているレビューなので、過度に期待しすぎないほうがいいかもしれません。
- 向いている人
- 生ゴミ専用の小さい箱がほしい人(奥行16.5cm・シンク上に置ける)
- 三角コーナーをやめたい人
- 臭いの強いものを少量ずつ入れたい人(にんにく、魚の骨など)
- 壁にぴったり付けたい人(90度設計でデッドスペースができにくい作りです)
- 片手でふたを開けたい人(プッシュ式のワンタッチ)
- 向かない人
- 家のメインのゴミ箱を探している人(9.5Lは45Lの5分の1です)
- 容量あたりの価格を重視する人(45Lで3,000円前後の商品があります)
- 完全な密閉を求める人(上段は被せるだけという構造上の指摘があります)
- ゴミ袋を安く済ませたい人(9.5Lだと10Lや15Lの袋を使うことになります)
- 生ゴミの量そのものを減らしたい人(乾燥させる機械のほうが目的に合います)
スペック
| サイズ(9.5L) | 約 幅33.5×奥行16.5×高さ28cm |
|---|---|
| ふたを開けたとき | 約 高さ40.5cm |
| 取っ手を除いた幅 | 約 30.9cm |
| 重量 | 約1.1kg |
| 容量 | 9.5L(同シリーズに25Lあり) |
| 本体材質 | ポリプロピレン(抗菌仕様は抗ウィルス・抗菌剤配合) |
| パッキン | シリコン樹脂 |
| バネ | ステンレス(巻きバネ・板バネ) |
| 開閉 | プッシュ式ワンタッチ |
| 耐熱温度 | 本体・ふた枠・袋止め 100度/ふた・スイッチ 80度 |
| 耐冷温度 | -20度 |
| 生産国 | 日本 |
| 参考価格 | 4,840円 |
サイズ・重量・容量・材質・耐熱温度・生産国は楽天市場の商品ページの記載によります。25Lサイズは約 幅33.5×奥行16.5×高さ62.3cmで、価格が異なります。抗菌仕様タイプは本体・袋止め・ふた・ふた枠・スイッチに抗ウィルス・抗菌剤を配合したものです。ブラックは製造上、樹脂の流れのムラが強く見えることがあると商品ページに記載されています。価格は2026年9月13日時点の楽天市場の商品ページによります。
この密閉ゴミ箱の特徴
■ 奥行16.5cm。シンクの上やすき間に置ける
約幅33.5×奥行16.5×高さ28cm。この奥行の薄さが、この商品のいちばんの値打ちだと思います。商品ページには、9.5Lサイズは生ごみ用としてシンク上に置けばその場でサッと捨てられて便利、と書かれています。レビューでも「新築のキッチンにゴミ箱を置くスペースが無く、スリムなものを探していました」「900幅の食器棚の下のスペースに置きたくてスリムタイプを購入、幅385に2個入れたかったのでちょうどよかった」という報告がありました。容量ではなく寸法で選ばれている商品です。
■ シリコンパッキン付きのふた。ただし完全密閉ではない
ふたにシリコンパッキンが付いていて、本体にぴったりフィットする作りです。レビューには「本当に臭いが洩れないので嬉しいです」「にんにくチューブの中身を入れても匂いが漏れません。大活躍しそうです」といった具体的な報告がありました。一方で「パッキンがある部分は密閉されると思いますが、上段は被せるだけの仕様なので、そこから匂いがもれないかは少し心配です。完全な密閉ではなさそうです」という指摘もあります。パッキンで臭いを大きく減らすもので、ゼロにする箱ではない、と考えておくほうが近いと思います。
■ プッシュ式のワンタッチ。片手で開く
ふたを押すだけで開くプッシュ式です。商品ページには、手がふさがっていてもスムーズに開閉でき、片手にお皿を持ったままでもサッと捨てられると書かれています。調理中に生ゴミを捨てる場面を考えると、ペダルもなく片手で済むのは実用的だと思います。レビューにも「蓋もワンタッチでストレスなく開きます」という声がありました。
■ 壁にぴったり収まる90度設計
背面が90度で立ち上がる設計で、壁に付けて置いてもすき間ができにくい作りです。商品ページには、デッドスペースができにくく、すき間にゴミが溜まりにくいと書かれています。ゴミ箱の裏に落ちたゴミを掃除する手間は地味に面倒なので、ここは長く使ううえで差が出るところだと思います。角に丸みがあるのが好き、というレビューもありました。
■ 予備のゴミ袋を本体に収納できる
9.5Lサイズは、本体に予備のゴミ袋を入れておけるポケットが付いています。奥行約2cm。交換のときにすぐ取り出せる作りです。ただ、レビューには「中の予備の袋を入れておくスペースは親切な設計だとは思いますが、個人的にはいらないと思ったので星4つにしました」という声もありました。その分だけ内容量が減るという見方もできます。ゴミ袋は本体にかぶせて枠の穴に押し込むだけでセットできます。
■ 抗菌仕様タイプがある。日本製
カラーはホワイト、グレー、ブラック、ベージュ、ピンク、それに抗菌仕様のブラック。抗菌仕様タイプは本体・袋止め・ふた・ふた枠・スイッチに抗ウィルス・抗菌剤を配合したものです。よく手が触れるふたやスイッチに使われているという説明でした。生産国は日本。耐熱温度は本体で100度、ふたとスイッチで80度なので、熱いものを直接入れないという前提は同じです。
レビューの傾向
評価されている点
- 臭いが漏れないという具体的な報告が複数
- 奥行が薄く、すき間に置けるという評価
- 生活感が出にくいデザインという声
- プッシュ式のふたがストレスなく開くという声
- 生ゴミ以外(猫のトイレ、ビン・缶、オムツ)にも使われている
不満として挙がる点
- 上段は被せるだけの構造で、完全な密閉ではないという指摘
- 予備のゴミ袋の収納スペースが不要だという声
- 価格が高いと感じたという書き込みが複数
- もっと大きいサイズ(35L)がほしいという声
- プラスチックの質感に安っぽさを感じるという声
楽天市場の商品ページに掲載されているレビュー(2026年9月13日時点・256件/平均4.58)のうち、レビューページの先頭2ページ(約60件)を読んでまとめた傾向です。星ごとの内訳は取得していません。
これと一緒に考えたもの

アスベル ゴミ箱 分別スリム 38L(密閉・防臭・パッキン付)
6,578円で38L。同じく密閉・防臭でパッキン付き、分別できるスリムな縦型です。生ゴミ専用ではなく、家のメインのゴミ箱として使うならこちらの容量になります。1,738円高いぶん4倍の容量です。置き場所の幅と高さを先に測ってから比べてみてください。レビューは613件・平均4.15。

島産業 パリパリキュー PPC-15(1〜5人用)
42,800円の生ごみ乾燥機。臭いを閉じ込めるのではなく、乾かして腐らなくする方向の解決です。ゴミの量も約1/5になります。9倍近い価格ですが、多くの自治体に購入助成金の制度があり、レビューには2万円補助されたという報告もありました。臭いだけが問題なのか、量も減らしたいのかで分かれます。
よくある質問
本当に臭いは漏れませんか。
シリコンパッキン付きのふたで臭い漏れを軽減する、と商品ページに書かれています。レビューには漏れないという報告が複数ある一方で、上段は被せるだけの構造なので完全な密閉ではなさそうだという指摘もありました。
9.5Lはどれくらいの量ですか。
45Lのゴミ袋のおよそ5分の1です。生ゴミ専用として使う想定のサイズで、家のメインのゴミ箱には向きません。同シリーズに25Lもあります。
どこに置けますか。
奥行が約16.5cmしかないので、シンクの上やカウンター、食器棚の下のすき間などに置けます。商品ページにもシンク上に置く使い方が紹介されています。
ゴミ袋は何リットルを使いますか。
レビューには10L用では小さく15Lに変更したという報告がありました。本体にかぶせて枠の穴に押し込む形でセットします。
抗菌仕様とは何が違いますか。
本体・袋止め・ふた・ふた枠・スイッチに抗ウィルス・抗菌剤を配合したタイプです。よく手が触れる部分に使われているという説明でした。
まとめ
4,840円、9.5Lの密閉ダストボックスです。容量だけ見ると45Lが3,000円前後で買える市場でかなり割高に見えますが、この商品の値打ちは奥行16.5cmという薄さのほうにあります。シンクの上や食器棚の下のすき間に置いて、生ゴミ専用の箱として使うもの。三角コーナーの置き換えに近い位置づけだと思います。
ふたにシリコンパッキンが付いていて、レビューには「にんにくチューブの中身を入れても匂いが漏れません」という具体的な報告がありました。ただ、上段は被せるだけの構造なので完全な密閉ではなさそうだ、という指摘もあります。臭いを大きく減らすもので、ゼロにする箱ではないと考えておくほうが期待とずれないと思います。
生ゴミの臭いを断つ方法は、密閉するか、乾かすかの2つです。量も減らしたいなら乾燥させる機械という道がありますが、価格は9倍近くになります。まず4,840円で臭いだけをなんとかする、というのは現実的な第一歩だと思いました。